リクナビの内定辞退予測が話題です。
どうして?
独自の方法で内定の辞退予測を算出し、それを企業に販売していたそうです。
ヤバいですよね。違法性はないのでしょうか?
いくらで売られたのかも気になるし、
買ってた企業も企業です。どこ?
詳しくみてみましょう。
リクナビ 内定辞退予測
このニュースは次のように報道されています。
就職情報サイト「リクナビ」を運営するリクルートキャリア(東京)が、就職活動中の学生が「内定を辞退する確率」をさまざまな個人データから人工知能(AI)で予測し、本人への十分な説明なしに企業に販売していたことが1日、分かった。関係者によると個人情報保護委員会が説明の在り方が不十分として調査をしており、リクナビは辞退率のデータ提供を一時休止した。
リクナビは就職活動をしている学生の企業や業界のサイトの閲覧履歴、志望動向などの大量のデータをAIで分析し、個々の学生について内定を辞退する確率を推計。閲覧した時間や企業数といったデータも活用して傾向を算出していた。
*出典:学生に説明なく内定辞退予測販売 リクナビ、就活の個人情報(共同通信) – Yahoo!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190801-00000143-kyodonews-soci
就活生に内定を出した企業は、その人が内定を辞退しないかと心配している。
就活情報をビジネスにしているリクナビはここに目をつけた。
就活生個人の個人データから独自の技術で内定を辞退する確率を算出。
それを企業に販売していた、というわけ。
就活生はリクナビのサイトにたくさんの個人情報を登録していますし、クッキーなどで閲覧履歴などもわかるのかもしれません(推測です)。それを大量に処理して、確率として出せば売れる、と判断したのでしょう。
リクナビ 内定辞退予測は当たるの?値段はいくら?
このリクナビの内定辞退予測、よくよく考えると根拠があるような無いような数字のような気がしてしまいます。でもそれをたよりにするのがAI時代のビジネスなのでしょう。それにしても、一件あたりいくらくらいで販売していたのでしょうか?値段もちょっと気になります。
リクナビ 内定辞退予測を買っていた会社はどこ?
40社ほどあったと報じられていました。出典がどこかいってしまったので、また探します。
企業名はその記事にも出ていませんでした。
まあ、予測するに、そこそこ大きいところじゃないかな(個人の推測です)。
リクナビ 内定辞退予測は違法?
それと、こういう個人情報って勝手に販売してもいいのでしょうか?
憲法でいうプライバシーがなんちゃらに触れそうな気もします。
これについては、個人情報保護委員会というところが「説明の在り方が不十分」として調査しているそうです。
個人情報保護法は、個人情報の外部提供に本人の同意取得を義務付けており、違反の恐れもある。個人情報保護委員会が事実関係の確認を始め、リクナビは7月末でデータ販売を休止した。
*出典:就活生の「辞退予測」情報、説明なく提供 リクナビ :日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48076190R00C19A8MM8000/
日本の行政機関。内閣総理大臣が所轄する行政委員会。
2016年(平成28年)1月1日に設置。
事務局定員:131人
年間予算:35億4,672万1千円(2019年度)
リクナビ 内定辞退予測 世間の反応
こちらはwebでの反応
*引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/
これは学生の人生左右しすぎだろ。特に学生が憧れるような大企業がリスク管理で使いそうだし。内定のはずがこれで蹴られたと知ったら裁判になると思うんだが?
人工知能の確率が高ろうと、本人に確かめなければ、最終的判断はわからない。
人気企業ならば、第一希望であろうし、秀でるものがある企業ならそれなりだと思う。
兎にも角にも、個人情報を渡しているのは、アウトでしょう!
法的にはセーフ、モラル的にはアウト。
結論は上記だが、人気企業にとっては、殆ど無意味。
必死にこうした情報を買う企業は、その時点でお察しである。
私達が知らないだけで他にも同じように個人の傾向などの情報が商品として売買されてるんだろうね。それでも個人名までは出さないだろうが、これは個人が確定してしまう時点で最悪。
就活生からしたらば勝手に決めつけられて企業にマイナスイメージを植え付けられた状態なのでは?
これを参考にされて第一志望や志望職種から不採用の通知来たらば納得は行かないでしょう
確かに、企業側からしたらば枠がある程度決まっている中でドタキャンやバックれのリスクは避けたいだろうし需要はあるかもしれないが
個人個人で事情もあるし、何より個人情報をその様な形で扱われるのはリクナビが就活生をただの金儲けの駒としか見ていない証拠では無いのかと思う
ある意味これからのAI時代へ一石を投じる事例にはなったのかもしれないが
表に出ないだけで、人の人生をAIが勝手に左右し人の意識よりAIが優先されている事態がもうすでに行われているのでしょうか
もし利用に事前に同意を求めていたとしても、
ほとんどの学生は「NO」だったでしょうね
これはえぐい
顧客のニーズは捉えてると思うけど
利用者である学生さんは、候補である他社サイトを気軽に覗く事が出来なくなりましたね
そして、リクナビの顧客ファーストが確定
学生さん達は、統計・データ蓄積の為の道具にすぎませんね!
そもそも最終的に入社できるのは1社なのに、10も内定をもらう必要が有るのだろうか?
知人の実話だけど、昼前に第1志望の会社から内定をもらったけど、ちょうどその日の午後に第3志望の最終面接があった。
もう受ける必要は無くなったけど、直前で辞退すると大学の印象が悪くなるからと面接を受けたら、こちらも内定をもらえた。後になってそのその会社の最終面接には、他の大学に通う友人も第1志望として参加していて、不合格になった事を知った。
より優秀な人材を集めたい、自分の可能性を試したいといった事情も分かるけど、大学の就活には意図せず足の引っ張り合いになったり、内定辞退による再募集など無駄が非常に多い。
就活前半戦は受験は10社、内定は3社まで、
時間が経つにつれ制限を緩くしていく感じでいいと思う。
こうなったら就活生も企業も双方AIで相性合わせすれば良いのでは?意外と自分では見えない能力や適性を分析してくれて結果5年後10年後のお互いの幸せに繋がる気がします。就活生だって少ない情報と知名度で活動している人がほとんどですからね。
これからデータはどんどん悪用されていくのだろう。
キャッシュレス推進も、そうした情報収集を目的としている。
意識的な防衛が必要になってくると思う。
リクナビ 内定辞退予測が激ヤバ!〜まとめ
みなさんの感想にもありますが、こういうのって氷山の一角で、ほかにもいろいろありそうじゃないですか?
個人情報を大量に集めたら、それをいろいろな形で利用しやすいかたちに計算しなおすと、ひとつの商品が出来上がります。私たちがポイントなどで気軽に無料提供している個人情報って、まさにドル箱なんですね。
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